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2020/08/19 18:42
次回販売分のお肉、加工しました。
その名も根性者のアニマルさん。
岩手・奥中山の三谷牧場さんで12年もの間、活躍したジャージー母さんです。
そんな子を去年末から7か月間かけて、
岩手・雫石の中屋敷さんが再肥育をしてくれました。
ぜひ合わせて、三谷さんのブログにも目を通して頂けたら嬉しいです。
いろんな想いが詰まっているし、私が扱わせてもらっている中では
一番緊張する子たちです。
初めて向き合わせてもらったジャージー母さんから考えたら
アニマルさんで8頭目なのですが、全然慣れません。
牛生が長く、そして、三谷牧場の家族の一員のように愛されながら、
牛の生理に合った育ち方をしてきていて(夏の間は放牧、粗飼料主体)
その上、赤身の味わいのしっかりしているジャージーという品種であること。
ある価値観からは、その味わいの深みに期待する声の強い子たちです。
ただ、一方で、日本の今の牛肉の評価の格付け基準の中でいうと、
一番下のくくりに入る子たちであることも事実。
若くて、柔らかくて、サシが入って、の真逆の存在です。
1頭分すべて挽き肉だったり、ペットフードになってしまったりが一般的です。
でも、想いのストーリーだけじゃなくて、中屋敷さんの再肥育のおかげもあって、
肉自身が本当に良いところを持ち合わせているんです。
万人受けするわけはもちろんないけど、
絶対にこういうお肉を食べたいっていう人たちもいるはず。
そう思って、この取り組みを5年前から地道に続けてきました。
1頭ごとに、このお肉に対する理解者が増えてくれたり、
また、三谷牧場さんの乳製品のファンの方々であったり、
最初の頃では考えられないことに、
この牛が入荷してすぐに売り切れる状況って自分でも信じられないです。
ありがたいこと。
早速、すでにお届けした料理人さんから
「自分の挽き肉史上ナンバーワン」とか
「見た目通り。味わい深く、最高でした!!」
の声が戻ってきて、ホッと。
そうして、一般的には、そう認識して口にされることは
ほとんどないであろう、ジャージー母さんのお肉を
こちらでも少しだけ一般販売させていただきます。
ちょうど良いタイミングで雌の短角牛もいるので、
岩手・雌・放牧育ち、この3つ繋がりでありながら、
また対極さも持ち合わせている、このお肉との食べ比べを
つくってみようかなぁなんて考えています。
お肉と合わせて三谷牧場さんの乳製品を召し上がって頂くのもオススメです。
(岩手にはなかなか行けないし、放牧地を思い浮かべながら・・・笑)
おそらく、21(金)あたりに販売スタートできる予定ですが、
今回は内容をギリギリまで悩みたいため、ちょっと微妙。。
BASEのアプリでショップをフォローして頂くと、
商品UPしたタイミングでご案内いくようになっているようなので、
もしご興味持って頂けるようでしたら、フォローして頂けたら、
自然とお知らせしてくれるので助かります。
アニマルさんの良さを伝えられるように最後まで頑張ります。
2020.8.19 荻澤紀子